潜入!取引先!

朝いつものように出社すると、社長が電話を受けていました。
どうやら先月納めた機械の取引先からのようです。

・・・・・・・・・・
社長「はい、では宜しく」
・・・ガチャ・・・
社長「nyarla、前回収めた機械のプログラム少し替えてくれとの事だ。」
僕「そうですか、いつですか?」
社長「早いほうが良いな、行くか・・」
僕「・・・?」
僕「社長は今日動けないのでは?」
社長(ニヤリ)
社長「だから、行くか?」
僕「え・・・・」
僕「それは・・・つまり・・・いわゆる一人で?」
社長「うん」
僕「え・・・あの・・・プログラムは・・・・」
社長「昼からでいいから、午前中書いて」
僕「えーと、道が・・・」
社長「場所は前行ったから分かるな?」
僕「・・・ハイ、ワカリマシタ・・・イカセテイタダキマス・」

そんなこんなで、
約束の時間、僕は取引先の駐車場にいました。
午前中書いたプログラムを上書きするだけの作業のはずでした・・・
しかし、それは起こったのです。


ピーピーピー


エラーを表示する機械。
ラインの一部の機械が止まっても、前部の機械は作業を続けています。
次々と製品を投入してくる前機械。
もう、うごかないエラー中の機械・・・・・・。
正直パニックです。
とにかく、「なんとかしなければ、なんとかしなければ」と思うものの考えがまとまりません。


「早く直せ(#゜Д゜)ゴルァ!!」と無言の圧力をかけてくる作業員のお姉さん。
無言で、前機械の投入してくる商品を取り除いてくれている取引先の上司さん。


ああああ・・・・逃げたい・・・・・しかししかし・・・
考えろ考えろ・・・
PCがハングしたらどうする?まず強制終了・・・ダメか・・・
次はリセット・・・再起動だ・・・・・直らない・・・・・・・。
最後の手段は?・・・フォーマットからの再インストール!!


・・・・・・正常稼動に戻る機械達、次々と製品を処理していきます。
所要時間にして1時間・・・はっきり言って3時間くらいに思えました。
助けを求めようにも一人で、あれほど不安なものはありません。
本当に焦りました・・・・・・・
その後、新しいプログラムで正常に稼動している事を確認してもらって
なんとか開放されました。


ああ・・・相手先での失敗がこれほどのプレッシャーになるとは・・・・
まったくもって良い勉強になりました・・・・二度とあんな思いはしたくないですが・・・・